2023〜2024年
私たちのカミアソビを創る

多田淳之介さん(東京デスロック)に演出を依頼。
「天岩戸」神話を元に、「私たちのカミア ソビ」の創作に取り組みました。

■2023年7月■

2023年の祇園祭、多田さんと一緒にお祭りを視察・体験し、岩戸山での奉納歌舞の様子も鑑賞しました。

■2024年1月 プレ企画■

夏の滞在創作に先駆けて、多田さんと、関心を寄せて集まってくれた俳優・スタッフとともに、創作の前段階となる集まりを行いました。

実施日:2024年1月10日・11日   場所:KAIKA 及び 周辺地域

岩戸山保存会 理事の吉岡史樹さんをお招きして、祇園祭や岩戸山のこと、そしてKAIKAがこれまでどのように関わってきたかなどの話をしました。

プレ稽古。参加メンバーにとっての祇園祭の体験談、多田さんのこれまでの作品の話などを交わして、今回の創作のイメージも膨らみました。

フィールドワーク。お祭りの時期以外はあまり気づかないが 各鉾町界隈に実はある お祭りの片鱗を見て回ったり、八坂神社へお参りに行ったりしました。

多田淳之介さんワークショップ

プレ企画に合わせて、公募による演劇ワークショップも行いました。「演劇活動を行なっている人、今後も俳優としての活動を志す人」を対象に、一緒に多田さんの創作を体験しました。

■2024年6月創作開始■

約2週間の滞在制作で、この作品を創作しました。(記録後日更新します coming soon!)

■2024年7月■

KAIKAで過ごす 宵々々々々々々々々々山

京都・岩戸山の鉾町にあるアートコミュニティスペースKAIKAで、祇園祭の宵山をちょこーっと先取り。 

「天岩戸」神話をモチーフにして、演劇作品『CEREMONIES』と、展示やミニパフォーマンスなど、
KAIKAがアートでフェスティブなお楽しみいっぱいに! 

私たちのお祭りで、現代の岩戸を開くことができるでしょうか。

日程:2024年7月5日(金)〜7日(日) 会場:KAIKA
期間内、KAIKAは出入り自由。(オープン時間 初日は18:00〜21:00/土日11:00〜21:00)

・KAIKAへの入場、展示観覧・ミニパフォーマンスは無料。

・『CEREMONIES』鑑賞席料 2,000円

『CEREMONIES

〜私たちのカミアソビ〜』


7月5日(金)   19:30
7月6日(土)13:00/18:00
7月7日(日)13:00/18:00

「天岩戸」の神話、そして舞台芸術のルーツである「儀式」を拠り所に、これからを生きていく私 たちにとっての楽しみや苦難、そして願いからパフォーマンスをつくりました。現代に蔓延る疫病、 厄災を沈めるべく、岩戸の向こうより天照大神様のごとく我々の暮らすこの世を明るく照らす 光が訪れますよう願いを込めて執り行う儀式。 

※カミアソビ(神遊び):
神前で、歌舞を奏すること。また、その歌舞。神楽(かぐら)。

上演時間:約90分

構成・演出:多田淳之介

演出家。東京デスロック主宰。古典からネット上のテキストまで様々な題材を用い、舞台と客席の隔てのない上演や、参加型、ツアー型の上演など様々な手法で演劇作品を立ち上げる。公共劇場の芸術監督や国際舞台芸術フェスティバルのプログラムディレクターなどを歴任し、国際・教育・地域を活動の軸として国際共同事業、学校や文化施設での子供や親子、シニア向けのプログラムなど数多く手掛ける。2013年『가모메 カルメギ』で韓国の第50回東亜演劇賞演出賞を外国人として初受賞。四国学院大学、女子美術大学非常勤講師。近年の演出作品はSPAC『伊豆の踊子』、KAAT+東京デスロック+第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』など。
(写真:平岩享)

【祇園祭の経験】

昨年初めて宵山を見物しました。長く続く地域の祭事の無い地域で生まれ育ったので、1000年以上続く疫病退散の祭りのこれまでを想像するだけでも貴重な体験でした。コロナ後、初の完全復活の賑わいも印象的でした。


コンセプト:植村純子

演劇プロデューサー。1995年〜2023年まで「劇団衛星」に所属。2010年〜2023年、「アートコミュニティスペースKAIKA」の企画・運営に携わる。

2019年より個人のプロデュース活動のため、「合同会社いった」設立。舞台芸術公演のほか、戯曲の背景にまつわる勉強会や、演劇と語学のワークショップなどの企画を手がける。

現在、韓国語と英語を勉強中。2023年に日韓共同製作の劇団衛星『珠光の庵』インターナショナル版をソウルにて上演した。

"日常の近くに舞台芸術がある環境" を目指して活動している。願いは、世界平和。

(写真:脇田友)

【祇園祭の経験】

KAIKAに来て以来、毎年夏に岩戸山のお手伝いができていることを嬉しく思っています。私は京都に生まれ育ちましたが、ここへ来るまではあくまで祭見物に来る観光客の一人でした。ご縁あってこの町で過ごし、それに因んだ作品創作に取り組めることが幸せです。


出演

EMISA

「いすたーず」所属。主に舞台役者として活動中です。

出演歴:南河内万歳一座『楽園』、山尾企画『銀河鉄道とさいごの夜』、U・WA・SAの奴等produce『都立怪盗高専』など

 

【祇園祭の経験】

昔一度、祇園祭の山鉾の写真を撮るという大学の課題を持った友達と一緒に、写真を撮りに行ったことがあります。

小野下未来

小学四年生の時に、コンテンポラリーダンスと出会う。2021年〜2022年劇場シアターねこ主催の多田淳之介氏をディレクターに招いたシアターねこカンパニーに所属、活動。


【祇園祭の経験】

昨年愛媛から京都へ引越し、初めて見物しました。

佐藤真

別名:ゆめみがち。同志社大学神学部卒。京都学生演劇祭2021に出演した際に「劇団衛星」からドラフト指名を受けたことをきっかけに、KAIKAや江村ビルで働くように。現在は役者として活動したり、学校で演劇ワークショップを実施したりしている。
(写真:中谷利明)

 

【祇園祭の経験】

大学時代には、宵山にふら〜っと立ち寄ることもあった。KAIKAの入っている江村ビルの関係者として、ゆる〜っと岩戸山のお手伝いをしたこともあります。

サンタナカ

「忍者ショー企画事務所TEAM児雷也」と「MIYABEKIKAKU Action Team」で活動する、俳優・殺陣パフォーマー・スーツアクター。主に京都・大阪で活動中。
(写真:佐藤貴子)

 

【祇園祭の経験】

15年近く昔に夜の宵山か宵々山を観光したきりで以来ほぼ皆無。あの人集りにすっかりやられてしまって避けている。でも祭の月の昼間なんかに鉾のそばを通ることがあれば、ふと立ち止まるなり歩を緩めるなりしてその御姿を見上げずにはいられない。

藤原美保

大阪の専門学校と東京の養成所で演技や声の表現について学んだ後、現在は京都を拠点に、舞台や野外パフォーマンスに出演している。2014年より、パフォーミング・アート グループ「ソノノチ」メンバー。その他、演劇ワークショップ講師や、高校で声の表現の授業を担当している。
(写真:脇田友)

 

【祇園祭の経験】

小さい頃から、祇園祭には毎年のように、両親や友達と一緒に来ていました。KAIKAに仕事で通うようになってから、お祭りの期間に「ちまき」を売るお手伝いをさせてもらったりもしました。

コンチキチンの音を聴きながら、夏の夕方に京都の町を歩くのが好きです。

山中麻里絵

3歳からクラシックダンスを学び、大学で映像・舞台の両面で演技を学ぶ。大学在学中から「劇団しようよ」に所属。退団後は、京都・大阪を中心にフリーとして活動。映像やモデルなど活躍の幅は年々広がっている。

 

【祇園祭の経験】

見物に行ったことはあります。写真は去年の祇園祭で撮影したものになります。

由良真介

「笑の内閣」で時事ネタコメディをやっています。「伊勢大神楽」の社中で7年くらい旅暮らしをしてました。

 

【祇園祭の経験】

宵山過ぎたらもう秋だな、と毎年しみじみしながら歩行者天国の人波をかき分けてプラプラしてます。

横山清正

⼤学卒業後に「⽉⾯クロワッサン」に所属。舞台出演と並⾏し、KBS京都にて放送された「⽉⾯クロワッサン」完全製作のドラマにレギュラー出演。「⽉⾯クロワッサン」解散の後、「気持ちのいいチョップ」を⽴ち上げ舞台を中⼼に京都で活動。2024年3月より関東に拠点を移す。

 

【祇園祭の経験】

大学一回生の頃、サークルの人達と宵山に行き、歩行者天国のエリアの広さとあまりの人の多さに戸惑った記憶があります。街にこれまで行ったどの祭りの記憶も薄れました。巡行ののんびり厳かな空気も好きですが、街に山鉾がデンっと立っているのがもっと好きです。祇園祭の時期、鴨川沿いを歩くのも好きです。

展示

ソノノチ

旅するパフォーミング・アート グループ。空間が内包する膨大な情報を、観客の中に流れる時間や記憶と結びつける独自の演出手法で作品を発表している。近年は、空間そのものを作品として捉えるインスタレーションの手法を用い、劇場だけでなく屋外・空き家での上演や、絵画・音楽・建築など他分野のアーティストとのコラボレーションも行う。KAIKAアソシエイトカンパニー。
(写真:脇田友)

 

【祇園祭の経験】

KAIKAアソシエイトカンパニーとして、岩戸山でのご奉仕として粽(ちまき)を売ったり、休憩スペースの対応をしたりしました。合間に鉾見物やメンバーたちと出店に繰り出すのも、一年に一度の楽しみでした。

岩木すず

1994/05/01生まれ 京都市出身。京都精華大学版画コース卒業生。主にコラグラフ技法を用いた版画作品などを制作。過去には舞台制作スタッフとしても活動しており2018年よりトイネスト・パーク所属。滋賀・芸術準備室ハイセンにて毎月一回クロッキー会「センにおどる」を開催中。作品写真等 : https://lit.link/treebell

 

【祇園祭の経験】

参列したことはありません。

高田晴菜

京都造形芸術大学 舞台芸術学科 修了。劇団ニットキャップシアターで俳優として活動する傍ら、写真・映像・グラフィックデザイン・舞台制作など様々なジャンルで活動している。

パン屋巡り・カフェ巡りが趣味で、気になるお店を見つけると入らずにはいられない。

 

【祇園祭の経験】

友人と出店を回ったり山鉾を見て回ったりしたことがあります。各町の集会所から楽器の練習が聞こえてくると、夏が来るなぁと気持ちが楽しくなります。

Mitsuki Abe

デザイナー、アーティスト。山形県酒田市出身。

パフォーマンスユニット、pian集合体メンバー。収集物を使ったインスタレーションアートを制作。それら作品群「今日の皿」を初展示。

 

【祇園祭の経験】

皆無

仲谷萌

1989年大阪府交野市生まれ。東住吉高等学校芸能文化科卒業。京都造形芸術大学(現京都芸術大学)舞台芸術学科舞台芸術コース卒業。

ニットキャップシアター所属、一般社団法人毛帽子事務所所属。俳優のほか小道具など造形物のデザインや創作をしている。子どもたちに向けた工作のワークショップなども行っている。

 

【祇園祭の経験】

皆無です。


平和を求める読書ブース

過去に起こった出来事、現在もなお続いている戦争や虐殺や苦しい状況。
普段 気づかず、考えず、言葉にせずに過ごしている事柄が、たくさんあります。
知ることから、学ぶことからでも始めたい。

平和や人権にまつわる本を置いておきます。ご自由にお読みください(その場からは持ち出さないでね)。開演前の待ち時間にも。

担当:シルクラブ





ミニパフォーマンス

役者でない

パフォーマンス

7月5日(金)18:30〜19:00


ステージパフォーマー / イベント企画者 / 歌人。2016年からこの名で活動。

一人芝居から創り始め、ダンス作品やライブ、短歌、イベント企画などに活動の幅を広げている。約7年でジャンルや規模を問わず約40作の舞台作品を製作、上演。

公演やイベントを行うことで人が集まる場が出来、そこに出会いや再会が生まれることに価値を感じている。

(写真:田村悠一郎)

 

【祇園祭の経験】

ちょくちょく見物したり、まつりの雰囲気を楽しんだりしています。屋台がメインの地元の祭りよりも、より「いつもあるお店が店先に出店を出していた」印象があります。

あと山鉾の、昼間の行列は大変そうだな、と思った覚えが……




岩木すず

「ムービングクロッキー お試しver.」

7月7日(日)12:10〜12:30


滋賀・芸術準備室ハイセンで毎月実施しているクロッキー会「センにおどる」ではダンサーをモデルにお呼びしています。

今回はアマノウズメ企画に因んで、たまに実施する‟踊る身体のムービングクロッキー”を20分のお試しver.で行います!

参加費:無料 持ち物:お好みの画材(A4コピー紙と鉛筆はこちらで用意します)




ソノノチ

ちいさな世界の人形劇「天岩戸伝説」
7月7日(日)15:30〜15:45


祇園祭の岩戸山でおなじみの「天岩戸伝説」を、子どもたちにもわかりやすい内容に監修。俳優 藤原美保の朗読と、ソノノチメンバーによるちいさな世界の人形劇でお届けします。

アマテラスオオミカミやスサノオノミコトなど、おなじみの神様がたくさん登場する物語。ぜひお楽しみください!




関連イベント

【感想お話会inソノノチカフェ】

ソノノチがKAIKAの3階のキッチンで開催する、毎月恒例の「ソノノチカフェ」。今回は、7月7日(日)13:00の回終了後に、「アマノウズメ企画感想お話し会」として開催。
●詳細  ソノノチウェブサイトへ

【事前勉強会】

公演を前に、参加するメンバーで事前勉強会を行いました。

「KAIKAにいる演劇人から見た 祇園祭」

プロデューサー・植村が、これまでKAIKAで経験してきた祇園祭の活動についてシェアしています。
●前半 https://youtu.be/Ed2cfIndkjg?si=JLd8gBwoOTk-uKWx

●後半 https://youtu.be/Xk2Vj5sDdos?si=2e1sI1pJsMpVykre

関連グッズ(参加記念品)

【参加記念の御朱印】

アマノウズメ企画の御朱印をご用意しました。参加の記念にぜひお受けください。

特製ポストカードに押してお渡しします。お手持ちの御朱印帳などでも受け付けます。


御朱印+特製ポストカード 800円

ポストカードのみ販売 500円

お手持ちの御朱印帳などに押す場合 500円

【アマノウズメ企画Tシャツ】

「天岩戸」「国産み」をモチーフにしたイラストのTシャツ。数量限定で販売(在庫ある限りとなります)。


色:グレー・白

サイズ:M・L
それぞれ 3,000円

デザイン:kaorikid 

コンセプト・プロデューサー:植村純子

構成・演出:多田淳之介(東京デスロック)

演出助手:一石麗衣(一敷座/劇団土竜) 
舞台監督:脇田友(スピカ) 
制作:河合厚志
宣伝美術・制作:kaorikid 
制作協力:彩椿(いすたーず) 


主催:合同会社いった 

協力:一般社団法人フリンジシアターアソ シエーション
   いすたーず
   気持ちのいいチョップ 
   アートNPOこみねっと
   忍者ショー企画事務所TEAM児雷也 
   MIYABEKIKAKU Action Team 
   株式会社宮部企画 
   笑の内閣 
   劇団衛星 
   合同会社nochi 
   アパ太郎(mada) 
   江塚健斗
   大田陽彦(Gesu◎) 
   岡田眞太郎(劇団トム論) 
   紙本明子 
   正學居士(平安舞踏派) 
   末長英里子 
   夏目れみ(いすたーず) 
   浜田俊輔(kyotoDU) 
   藤村弘二 
   村側晃太郎 
   吉岡史樹 
   乱痴パック 
   その他本企画の開催にご協力いただいた多くの皆様 

【お問合せ】
合同会社いった
電話:075-606-5390

メール:[email protected]

 ■当日配布パンフレット■